被災地から遠い私たちにできること

じてんしゃのみせ 道[タオ]

2011年03月16日 12:00

 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部地震の被災地への支援の輪が広がっています。

 長野県中部においても、小さな地震が続いていますが、特に被害のない私たちが、被災した方々にできることを、あれこれと書きだしてみました。


1. 力を出す

 災害復興のために、ボランティア活動は欠かせません。
 しかし、現段階で人命の救助やライフラインの復旧など、私たちの出る幕はありません。また、余震の続く状況で、ボランティア自身が被災してしまっては、さらに迷惑を掛けることになります。
 復興には時間がかかります。ボランティアの募集があるまで、しばらく待ちましょう。

長野県社会福祉協議会
 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震・ 長野県北部の地震の災害ボランティアについて

※栄村でボランティアの受付が始まりました。(3/16 追記)
栄村ネットワーク(被災情報ブログ)
 ボランティアの受付について

栄村復興支援機構『結い』 (3/27 追記)

※東北関東各地でもボランティアを募集しています。(3/27 追記)
全国社会福祉協議会の災害ボランティア情報


2. 物を出す

 救援物資を送る活動が広がっています。
 被災地で不足する物資を送るのは大事な活動です。しかし、個人でバラバラに送っては、受け入れ体制の無い被災地に迷惑を掛けることになります。必要なものを、まとめて送るため、長野県では個人からの救援物資を受け付けています。

長野県
 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震への救援物資、義援金について

 長野県庁、各合同庁舎で受け付けています。品目が決まっていますので、それ以外の物は送れません。

長野県の救援物資受付は3/22(火)で一時中止されます。(3/22 追記)

※支援物資は新品が求められます。それらを新たに購入して送ろうと思っている方がいるのでしたら、お止めになって、下の義援金の方を送ってください。その方がよっぽど効率的で、被災地のためになります。(3/17 追記)


3. 金を出す

 物は必要なところに必要なものが届けば有用ですが、不要なものが届けばゴミとなる可能性があります。その点、お金は必要なものに形を変えて届きます。
 今のところ、私たちにできる、最も有効な支援と言えます。
 しかし哀しいことに、このような時に募金詐欺も増えるそうです。募金は確実な団体に届けるようにしましょう。
 多くの団体が、日本赤十字社を通じて義援金を送ることにしているので、日本赤十字社に届けるのが確実です。

日本赤十字社長野県支部
 東北関東大震災に対する義援金の取り扱いについて

 また、長野県や松本市でも受け付けています。

長野県
 「東北地方太平洋沖地震義援金」及び「長野県北部の地震(栄村)義援金」

松本市
 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震への松本市の対応について

 私は、日頃お世話になっている @nifty さんを通じて送りました。


4. 元気を出す

 自分は何もできない。という気持ちから、被災地に対する罪悪感を持ち、精神面や体調をくずす方がおられます。
 でもそんなことはありません。実は私たちが元気でいることこそ、被災地のみなさんに元気を与えることになるのです。
 被災していない私たちが元気を無くしたのでは、被災者の方々はますます落ち込んでしまうことでしょう。
 あなたの笑顔が、誰かを救うことになるのです


5. 普通に生活する

 そしてこれが、一番大切なことではないでしょうか。
 私たちの社会は、いろんな人たちが働くことで回っています。被害に合わなかった私たちが浮き足立ってしまっては、社会が機能不全に陥り、災害復興の足を引っ張ることにもなりかねません。

 むやみに買いだめをしない。自分のやるべき仕事をこなす。不要なエネルギーを使わない。
 そういった、当たり前のことを淡々とやる。それが災害復興への大きな力となるでしょう。


(2011/03/16 投稿)
(2011/03/27 更新)

@nifty
東日本大震災救援金