雨はイヤ ―ヒキタの自転車入門講座―

 日経トレンディネットの「L-Cruise」に連載中の「エコ&健康&カッコイイ! ヒキタの自転車入門講座」、第7回が掲載されました。

diary第7回 雨の日の自転車通勤対処法とは?


 ハッキリ言います。icon03は嫌いです。

 まあ雨の好きな自転車乗りってそうはいないでしょうねえface01

 学生時代、日程の決まったツーリングでは、雨の日も走ってました。ショートカットができるコースは別として、走らないと帰り着きませんからねえ。
 でもそんな時に限ってパンクしたりして。「泣きっ面に蜂」ならぬ「土砂降りにパンクface07」です。

 大学を辞めて、自由の身になってからは、雨の日は休息と決めてました。テントから出ずに本を読んで過ごしたり、無人駅に連泊したこともありますface01 今ならきっと追い出されますね。いい時代でした。

 さて、自転車通勤ですが、疋田さんの言うように、雨が降ったら車や電車というのが良いですね、事情が許すなら。
 特にロードバイクで20~30kmの通勤をしている方なら、雨は走らないのが無難です。細いタイヤはちょっとしたところでスリップしますから。

 どうしても雨の日に走らなければならないのなら、太めの、スリックでない、水切りがしっかりしたタイヤに履き替えた方が良いでしょう。

雨の日の装備 店主の雨icon03の日の装備はこんな感じです。

 疋田さんはカッパは現実的でないと言ってますが、いろいろ試した結果、ゴアテックスのレインスーツに勝るものはありません。

 学生時代は安い雨具も使いましたが、一度ゴアテックスを使うと手放せません。
 自転車に乗ると、どうしても体内から汗が出るので、雨に濡れなくても中から濡れます。だから外からの雨は通さず、中からの蒸気は逃がしてくれる、防水透湿素材の雨具でなければいけません。ビニールなんてもってのほかです。

 上は永年使っている、ダンロップの登山用のゴアテックスのレインスーツです。

モンベル GORE-TEX サイクルレインパンツ 下はモンベルGORE-TEX サイクルレインパンツ 18,000円(税込)です。
※2009年はモデルチェンジとなり、 Men's モデルが18,900円(税込)、Women's モデルが18,300円(税込)に値上げされます。

 登山用のレインパンツが、お尻の所から水漏れするようになって来たので、買い替えました。
 どうしても自転車はサドルでこすれて、お尻から傷んで来るんですよね。

 本当は上下一度に買い替えたかったんですけど、いかんせん、高い!icon10

 でもそれだけの価値はありますよ。自転車用のレインスーツで、モンベルほど考えて作られたものは見たことがありませんicon12

 いくら良いレインパンツを履いても、そこから滴る雨で靴がびっしょり、では困ります。

モンベル サイクルレインシューズカバー 足元にはモンベルサイクルレインシューズカバー 3,500円(税込)を履いています。
 これがSPDシューズの試用レポートでも紹介しましたが、ことのほかスグレモノです。ゴアテックスではありませんが、ここまでゴアテックスにする必要もないでしょう。
 以前は長靴がわりに、ゴアテックスのトレッキングシューズを履いていたのですが、このシューズカバーを買ってからは出番がありませんface02
サイクルレインシューズカバーも3,800円(税込)に値上げが予定されています。

Seirus XTREME ALL WETHER 手元には Seirus (セイラス)XTREME ALL WETHER (エキストリーム・オール・ウェザー)グローブ 6,310円(税込)をしています。

 これはゴアテックスではありませんが、同様の防水透湿素材、 DryHand (ドライハンド)を使い、縫い目もシーリングしてあるため、水に浸けても手は濡れません。
 アメリカ陸軍で採用しているものの上位モデルです。

 夏ならば、手ぐらい濡れてもかまわないのですが、秋になると、手が冷えては困りますからね。


deuter レインカバー I そして背中のザックを雨から守っているのが、deuter (ドイター)レインカバー I 2,100円(税込)です。

 このレインカバーIは20~35リットルのザック用ですが、他に12~20リットルザック用のレインカバー ミニ 1,575円(税込)、35~50リットルザック用レインカバー II 2,310円(税込)をご用意しています。



 こんな装備(着るというよりも装備というのがピッタリicon10)をしていると憂うつになるのですが、走り始めるとなかなか快適ですよicon01