歩道は歩行者に返そう ―視覚障害者の恐怖―

 この記事は、やはり取り上げなければならないと思いました。

diary毎日jp
 銀輪の死角:どうなる走行規制/1 視覚障害者の恐怖

 白杖(はくじょう)と聞いて、すぐにイメージできますか?
 白い杖、そう、視覚に障害のある方が持っている杖です。

 それは、単なる杖ではありません。視覚障害者にとっては手の延長であり、路面の状況を把握する「目」でもあるのです。これが無くては、目隠しをされて街中に放り出されるのと同じなのです。

 そんな大事な白杖が折られる事故が相次いでいるそうです。

diary毎日jp
 自転車:視覚障害者の白杖折損増加 修理の6割超

 その原因の3分の2が自転車との接触だそうです。
 知ってか知らずか、そのまま立ち去る自転車も多く、障害者は泣き寝入りするしかないそうです。これではひき逃げと同じです。


 このように、歩道には弱い立場の人が多く通行しています。
 視覚障害者だけではなく、聴覚に障害のある方、足が不自由な方、機敏な動きのできないお年を召した方、よちよち歩きのお子様、大きなお腹を抱えた妊婦さん、様々な方が安心して歩ける道、それが歩道でなければなりません。

 そんな歩道を、そもそも車両である自転車が、我が物顔で走って良い訳はないのです!

 歩道は歩行者に返して、自転車は車道を走りましょう。
 車道は安心して走れないから歩道を走るというのでは、自分の安全のために他者(弱者)を犠牲にするというのと同じです。
 正に弱い者いじめの構図です。

 車道はクルマだけの道路ではありません。自転車を含め、軽車両も走るための道路です。
 車道をクルマから取り返しましょう。堂々と車道を走り、自転車も車両の一員だと、はっきり主張しましょう。


 何度だって繰り返します。

 歩道は歩行者に返し、車道をクルマから取り返しましょう!


TEAM KEEP LEFT
(2011/08/20 投稿)

長野県社協 災害救援ボランティア本部

栄村復興支援アピール

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