ツーリング車の優等生 ―ANCHOR C9―

右後ろから 国内でツーリングを考えた時、ほとんどの道路は舗装されており、相当田舎の峠道でも未舗装路に出くわすことはなくなりました。
 そう考えると昔のように38mm幅のタイやはあまり必要なく、32mmくらいで十分と言えます。

 また、タイヤ径も26インチW/Oのような廃れた規格ではなく、700Cの方がバリエーションも豊富で、入手もしやすくなっています。

 シフトレバーも無理とWレバーにこだわらず、最新のSTIレバーを採用した方が、安全性も高くなりますicon22


ANCHOR C9 そう考えると、このモデルはかなりの優等生といえるでしょうicon12

ANCHOR (アンカー)
C9 (シーナイン)
99,800円(税込)


 高性能をもっと気軽に楽しんで欲しいというコンセプトの ANCHOR SPORT Utility (アンカースポーツユーティリティー)シリーズの1台です。


前三角 フレームは人に優しいクロモリ。
 路面の振動を吸収してくれるので、長旅でも疲れにくい素材です。

 胴抜きデザインで、クラシカルな印象にまとめられています。






リアディレーラー周り 変速系はシマノSORA (ソラ)でまとめられているので、安心できますね。

 シマノの変速系は、安いグレードのものでもよく動きます。何年も前の安い自転車を修理する時も、調整してやるとカチカチと小気味良いくらいに変速します。





クランク周り クランクはスギノRD2。48×38×28Tのチェーンリングはツーリングで出くわすさまざまな勾配に対応します。









ハンドル周り ブレーキ / シフトレバーは SORA のSTIレバーを採用していますので、スポーツバイクに不慣れな方でも、ハンドルから手を離さずに変速ができ、安全に操作ができます。

※ハンドルバーテープは、お好みの色を巻いて差し上げます。






ブレーキ周り ブレーキは TEKTRO (テクトロ)Oryx
 曲線の美しいカンチレバーブレーキです。Vブレーキと違い、ドロヨケを付けた時にワイヤーが干渉しないのが良いですね。








フロントハブ 2009年モデルの CX900 (シーエックス900) からのモデルチェンジで、お値段据え置きなのはありがたいのですが、ハブがシマノ 2200 (現 2300)から、FORMULA (フォーミュラ)に変わったのは残念です。

 玉当たり調整は行いましたが、2200 から比べると、回転が渋いようです。





タイヤ タイヤはブリヂストンの新しいクロスバイク用タイヤ、DISTANZA (ディスタンザ) 700×32C を履いています。

 少々荒れた舗装路でも十分走行でき、センタースリックのために軽快に走ることもできます。

 700Cというサイズは各社から多様なタイヤが発売されているので、自分のツーリングスタイルに合わせて選択することが可能です。25mmくらいの細いタイヤでロードバイクのようにスピード重視にもできますし、林道のようにダートを走る方ならば38mmくらいのセミブロックパターンに換えても良いでしょう。もちろん、雪道用にicon04スパイクタイヤに換えるのもOKです。


右前から カラーは写真の P. Emerald Turquoise (エメラルドターコイズ)の他に、E. Black (ブラック)があります。










E. Black こちらが E. Black。
 深いつやのある黒です。

 フレームサイズは460mm (適正身長範囲160~175cm)、490mm (適正身長範囲165~180cm)、520mm (適正身長範囲170~185cm)があります。

 また、フレームカラー以外ほぼ同じモデルの ANCHOR SPORT (アンカースポーツ) CR900 (シーアール900)もありますので、バリエーションは多様です。

オプション装着例 こちらはオプション装着例です。

 ツーリングに、自転車通勤に、大活躍すること間違いなしです!face02


(2010/06/16 更新)