国内でツーリングを考えた時、ほとんどの道路は舗装されており、相当田舎の峠道でも未舗装路に出くわすことはなくなりました。
そう考えると昔のように38mm幅のタイやはあまり必要なく、32mmくらいで十分と言えます。
また、タイヤ径も26インチW/Oのような廃れた規格ではなく、700Cの方がバリエーションも豊富で、入手もしやすくなっています。
シフトレバーも無理とWレバーにこだわらず、最新のSTIレバーを採用した方が、安全性も高くなります
そう考えると、このモデルはかなりの優等生といえるでしょう
ANCHOR (アンカー)
C9 (シーナイン)
99,800円(税込)
高性能をもっと気軽に楽しんで欲しいというコンセプトの
ANCHOR SPORT Utility (アンカースポーツユーティリティー)シリーズの1台です。
フレームは人に優しいクロモリ。
路面の振動を吸収してくれるので、長旅でも疲れにくい素材です。
胴抜きデザインで、クラシカルな印象にまとめられています。
変速系は
シマノの
SORA (ソラ)でまとめられているので、安心できますね。
シマノの変速系は、安いグレードのものでもよく動きます。何年も前の安い自転車を修理する時も、調整してやるとカチカチと小気味良いくらいに変速します。
クランクは
スギノの
RD2。48×38×28Tのチェーンリングはツーリングで出くわすさまざまな勾配に対応します。
ブレーキ / シフトレバーは
SORA のSTIレバーを採用していますので、スポーツバイクに不慣れな方でも、ハンドルから手を離さずに変速ができ、安全に操作ができます。
※ハンドルバーテープは、お好みの色を巻いて差し上げます。
ブレーキは
TEKTRO (テクトロ)の
Oryx。
曲線の美しいカンチレバーブレーキです。Vブレーキと違い、ドロヨケを付けた時にワイヤーが干渉しないのが良いですね。
2009年モデルの
CX900 (シーエックス900) からのモデルチェンジで、お値段据え置きなのはありがたいのですが、ハブが
シマノ 2200 (現
2300)から、
FORMULA (フォーミュラ)に変わったのは残念です。
玉当たり調整は行いましたが、
2200 から比べると、回転が渋いようです。
タイヤは
ブリヂストンの新しいクロスバイク用タイヤ、
DISTANZA (ディスタンザ) 700×32C を履いています。
少々荒れた舗装路でも十分走行でき、センタースリックのために軽快に走ることもできます。
700Cというサイズは各社から多様なタイヤが発売されているので、自分のツーリングスタイルに合わせて選択することが可能です。25mmくらいの細いタイヤでロードバイクのようにスピード重視にもできますし、林道のようにダートを走る方ならば38mmくらいのセミブロックパターンに換えても良いでしょう。もちろん、雪道用に
スパイクタイヤに換えるのもOKです。
カラーは写真の P. Emerald Turquoise (エメラルドターコイズ)の他に、E. Black (ブラック)があります。
こちらが E. Black。
深いつやのある黒です。
フレームサイズは460mm (適正身長範囲160~175cm)、490mm (適正身長範囲165~180cm)、520mm (適正身長範囲170~185cm)があります。
また、フレームカラー以外ほぼ同じモデルの
ANCHOR SPORT (アンカースポーツ) CR900 (シーアール900)もありますので、バリエーションは多様です。
こちらはオプション装着例です。
ツーリングに、自転車通勤に、大活躍すること間違いなしです!
(2010/06/16 更新)