気楽に考えないで
自転車は本来、気楽な乗り物です。クルマやオートバイのように、しっかりかまえなくても走り出せるし、バスや電車のようにお金を払う必要もありません。
でも、本当に気楽にかまえてて大丈夫ですか?
国民生活センター
自転車が加害者になる事故が増えています
中高生の起こした事故例が載っています。
●事例1
急いでいて信号無視したら、横断歩道で高齢女性とぶつかり、入院するけがを負わせた。
(当事者:女子中学生 14歳)
●事例2
携帯電話のメールを見ながら歩道を走行中、歩いてきた人とハンドルが接触し、相手の腕にけがをさせた。
(当事者:男子高校生 16歳)
●事例3
傘を差しながら歩道を走っていたので前方が見えず、歩いていた小学生とぶつかり、足や腕にけがをさせた。
(当事者:女子高校生 16歳)
●事例4
夜間、無灯火で走っていたら、前から来た小学生の自転車がこちらに気づかずに衝突。小学生は腕を骨折し、入院した。
(当事者:男子高校生 17歳)
どの事例もすべて道路交通法違反です
★信号無視
道路交通法第7条違反
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
★携帯電話の使用
同法第71条違反
5万円以下の罰金
★傘差し運転
同法第57条違反
2万円以下の罰金
★無灯火
同法第52条違反
5万円以下の罰金
法律を無視して事故を起こされたのでは、被害者はたまりません。
未成年者だからと許される問題でもありませんし、高校生が加害者になった自転車事故で、重大な後遺症を負わせ、6千万円という高額な賠償金を払わされたケースもあるそうです。
今一度、自分の運転を見直す必要がありそうですよ!
※私は法律の専門家ではありません。一般市民として条文を読み、解釈しているだけなので、もしも誤りに気付かれた方はご一報ください。
また、執筆時点の法令に基づいて書いているので、その後の改正により、異なっている場合もあります。